こんにちは、ふぁむ(Famlog19)です。
今回は、フォトリーディングのやり方と効果についてお話ししていきます。
私ふぁむですが、毎月15冊の本を読んでいます。当然、読むスピードも昔に比べたら早くなりました。フォトリーディング的な手法も取り入れて読書をしています。
私が実践している読書法は以下の記事にまとめてあります。読むスピード×インプット量が爆発的に増えるので、参考にして下さい!
今回は私の読書法の元になっているフォトリーディングについて解説していきます。
引用文献:
目次
フォトリーディングって何?【読書をする上での手段の一つです】

フォトリーディングとは、まるで写真や絵をさらっとみているようにペラペラとページをめくりすごいスピードで本を読み進めて行く読書法です。

いや、そんな読書法絶対ないやん?嘘に決まってるやん?
と思っている方もいると思います。事実私もそうでした(笑)
ですが、手法自体をよく勉強すると、「潜在意識」などスピリチュアル大好きな人が飛びつきそうなフレーズがある一方で、科学的に正しい部分も非常に多いことに気がつきます。
私は、「フォトリーディングを勉強して実践すると、新しい読書のスタイルが身につくので大いにアリ」だと思っています。
実際に私も勉強して実践しましたが、読書のスピードが上がり、それに加えて脳に残る情報もかなり増えました。おかげさまで、ブログに「本の内容を書きたい」と思った時もそれなりに情報を脳内から引っ張り出すことができます。
それでは、実際のフォトリーディングの手順について解説していきます。
フォトリーディングを行う際の5つのステップ

フォトリーディングは5つのステップに分かれています。まずは全体像の紹介から。
- ステップ1:準備
- ステップ2:プレビュー
- ステップ3:フォトリーディング
- ステップ4:アクティベーション
- ステップ5:高速リーディング
意外にやることが多いんですよね。ただ単に「ペラペラページをめくる」ような速読術ではないことが分かります。どちらかというと、速読術ではないですね。効率的に読書をした結果、いつもよりは一冊が早く理解できる。そんなイメージです。
ステップ1:準備
まずは、読む前に準備をしましょう。読む前の準備として主にやることは、以下の二つです。
- 目的を明確にする
- 文書を読む理想的な状態に入る(リラックスする)
1、目的を明確にする
どんな読書法にしろ、最終的には何らかの役に立つでしょう。しかし、目的をはっきり設定すると、それを達成する確率は格段に上がります。目的を持つことで、あなたの能力を最大限に使うようにできるようになるのです。強い目的意識があれば、大抵のことは達成できます。目的こそ、フォトリーディングホールマインドシステムを動かすエンジンなのです。
まずは、本を読むための目的を意識して下さい。
- その文書を読むことで、最終的に何がしたいのか?
- その文書は自分にとってどれくらい重要か?
- どのくらい詳しい情報が必要だろうか?
- 目的を達成するために、今どれくらい時間をかけることができるだろうか?
上の質問に答えていけば、自然と目的が見えてくるでしょう。読書において目的を意識することはすごく大切です。なぜなら、目的を意識することによってじっくり読んだりするところを判断することができるからです。内容は全て均等に大事なわけではなく、人によっても変わります。
自分にとって意味のある文章を見つける際に、「目的」が大きな役割を果たします。読書の前の準備として、この本を読む目的について考える時間を取りましょう。
2、文書を読む理想的な状態に入る
もっとも効率的に文章を読むことができる状態は、身体がリラックスし、気持ちが集中している時です。このリラックスした集中状態が保てると、内容をしっかり理解し、長く記憶することができます。
身体がリラックスしている状態が最も集中できる状態です。
本書では「みかん法」という方法が紹介されているので紹介させていただきます。
・手のひらにみかんを一つ持っていることを想像して下さい。みかんの重さ、色、手触り、匂いを感じましょう。それをもう一方の手にポンと投げ、受け取ります。しばらくお手玉のように両手の間を行き来させます。
・次に、ミカンを利き手に持って、後頭部の上十五〜二十センチあたりに持っていって下さい。手でその辺り(空間)に、そっと触れてみましょう。手を下ろし、肩を楽にした後も、ミカンはそこに留まったままであると想像します。それは魔法のみかんで、あなたがどこに置こうと、おかれた場所に留まります。
・静かに目を閉じて、後頭部上方にあるミカンのバランスを取りましょう。その時、肉体的、精神的状態に変化が起こるのを感じて下さい。あなたはリラックスしていながら、同時に集中していきます。目を閉じたままでも、視野がだんだん広がって行くのを感じて下さい。
・リラックスした集中状態を保ちながら、目を開けて、文書を読み始めます。

ステップ2:プレビュー
本を読む目的、リラックスした状態ができたら、「プレビュー」にうつります。プレビューは、以下の3つから成り立っています。
- 文書を調査する
- キーワードを見つける
- 読書の方針再検討(読むかどうかを検討する)
文書を調査する
まずは文書を調査しましょう。家を購入するときにそこらへんをぐるっと回って近所の状況を調査するのと同じように、どんな本なのかチェックして下さい。
- 本のタイトルとサブタイトル
- 表紙および裏表紙に書かれた文章
- 目次
- 著作の日付
- 索引
- 本の場合は、最初と最後のページ。その他の書類の場合は、章の最初と章の最後の段落
- 見出し、小見出し、及び太字や傍線が引かれている部分
- 囲み、図、表、およびその説明
- 概要、要約、章末の設問
ここら辺をチェックすると良いでしょう。この本がいつに書かれて、誰に書かれて、何が言いたいのか、何を述べているのか筋道が理解できます。
キーワードを見つける
文書を読んでいるとき、ある言葉が、急に目の前に飛び込んでくることはありませんか?このように目に飛び込んでくる言葉・・・。それがまさしく「キーワード」です。キーワードは、何度も繰り返し使われ、文書の中心的なコンセプトを表現します。
言いたいことの言い換えや、似た表現がありますが、筆者が言いたいことを形を変えて述べている場合がありますので、チェックしていきましょう。
なんとなくでOKです。真面目な方は全てピックアップしようとしてしまいますが、遊び感覚でやった方がうまくいきます。

読書方針の再検討
改めて、この本は読む価値があるかどうか再検討します。最初に、この本を読む「目的」を考えたと思うので、その目的に照らし合わせて「No!!!」であるならば、本棚に戻しましょう。

ステップ3:フォトリーディング
フォトリーディングの能力を持つということは、多くの人にとって、成功への切り札といっても良いでしょう。今日のような情報の大洪水の中では、今までの読書法では、あっという間に溺れてしまいます。従来の速読法を使ってもアップアップといったところでしょう。でもフォトリーディングを使えば、水の中を気持ちよく泳いでいくことができます。
フォトリーディングとは、簡単に言えば「画像のように」脳内にスキャンしていく作業です。ここが少し怪しいんですよね(笑)正直、私自身もまだ信じているわけではありませんが、「潜在意識」で取り込んでいくということらしいです。
一応このステップをやっていますが、効果はわかりません。ですが、従来の読書よりもスピードと理解力は上がっていると思うので、効果があるのかもしれません。
このステップは、大きく4つの分かれています。
- フォトリーディングの準備
- 高速学習モードに入る
- アファメーションを行う
- フォトフォーカス状態に入る
1、フォトリーディングの準備
本を読む「目的」を再度確認して下さい。目的を意識することで、心理効果の「カラーバス」という効果を得ることができます。自然に答えを探しながら読んでくれるということですね。
なので、しっかりと「目的」を確認すること。そして、リラックスして集中できる体制で次の「高速学習モード」に突入していきましょう。
2、高速学習モードに入る
先ほど紹介したの「みかん法」でも結構ですので、リラックスした状態を作ります。本書でもリラックスの方法が紹介されているのですが、あくまで手法について書きたいので割愛します。
要するに、リラックスして集中できる状態を作って欲しいということです。

3、アファメーションを行う
気持ちの持ち方次第で、学習効果が大きく左右されます。(中略)考え方をプラスに変える際に、とても効果的な方法は、アファメーションを行うことです。世界的なスポーツ選手が、試合の前に、アファメーションを行うという話は、みなさんもご存知でしょう。
アファメーションによって気持ちを前向きにするということですね。フォトリーディングの際に使用すると良いアファメーションは、以下の通りです。
- フォトリーディングの最中、私は完全に集中している
- フォトリーディングした情報は全て、私の意識下にいつまでも残り、私の役に立つ
- 私は「〇〇(目的を言う)」を達成するために、この本(タイトルを言う)の中の情報を得たい
目的を明確にすることにより、脳に方向性を与えます。進むべき方向を示してあげれば、脳は勝手に進んでいくというイメージですね。
4、フォトオーカス状態に入る
一つ一つの獄にはっきりと焦点を合わせるのではなく、一度にページ全体を眺めます。フォトオーカス状態で文書を眺めることで、目に取り込んだ情報を直接、意識下に送り込むようにするのです。
本を読むときは、一字一句追っていくと思います。これは基本的な本の読み方です。ですが、フォトリーディングでは「本の空白の部分」に意識を集中しさせていくのです。これを「ソフトアイ」と呼んでいます。
五輪書の中での著者である17世紀の伝説的な剣士・宮本武蔵が、この「ソフトアイ」を見事に説明しています。武蔵は書物の中で、二種類のビジョンについて述べています。一つは「見」と呼ばれるもので、外観や表に見える動きを観察すること。もう一つは「観」といって、ものの本質をみることです。周辺視野を使う「観」によって、剣士は敵を見つけ、攻撃される前に、その動きを察知できると武蔵は言っています。
本書ではソフトアイの詳しい方法について述べていますが、この記事では省略させていただきます。つまり、「全体を眺める」ということです。文字を追うのではなく、周辺視野に全てが収まるように中心点を「ぼんやりみる」ということですね!

5、ページをめくる間、安定した状態を保つ
高速学習モードやフォトフォーカスの状態は、はじめのうちは不安定なものです。雑念や否定的な考えが浮かんできて集中力を妨げたり、ページ上の文字に焦点を合わせたくなるかもしれません。もしそうなったら、「この時点での目的は、あくまで学習のための理想的な状態を保つことだ」ということを、自分に言い聞かせてください。
ページをめくるリズムを一定にして下さい。本書では、脳内でリズムをカウントする方法が紹介されています。添付は自分に合っているもので構わないので、リズムに合わせてページをめくりましょう。

6、達成感とともにプロセスを終了する
あなたの意識はきっと、「フォトリーディングで何が読み取れたか?」と聞いてくるでしょう。それはごく自然なこな「意識の反応」です。
フォトリーディングが終了した後は、意識レベルでは何も覚えていないことがほとんどです。ですが、残念なのは、意識レベルで理解できてないからといって、潜在意識も理解していないと勘違いしてしまうことです。
本書の著者の講座では、以下のアファメーションをするように促しているようです。
- 私は今、この本の印象を感じ取っています
- 取り込んだ情報は、頭の中に吸収され、整理されました
- 私は、この情報が取り出せることを、いろんな形で実感できるのが楽しみです
こんなアファメーションをして、達成感とともにプロセスを終了して下さい。

ステップ4:アクティベーション
このステップ4のアクティベーションが一番大切です。アクティベーションにこそ「フォトリーディングの真髄」があると(勝手に)思っています。笑
アクティベーションとは、潜在意識で理解したものを顕在意識に落とし込んでいく作業です。意識上ではっきりと理解するということですね。要するに、意図的に利用できる知識に形を変えてあげる作業です。
本書で紹介されているものをご紹介して行きますね!
- ポストビューをして、質問を作ろう!
- 熟成させる(20分〜1日時間を空ける)
- 脳に問いかけて答えを探そう!
- マインドマップを作る
1、ポストビューして、質問を作ろう!
ポストビューとは、前に紹介したプレビューと似ていますが、違いが一つあります。それは「質問を作る」ということです。
プレビューではキーワードを抜き出したりしましたが、ポストビューでは「キーワード」に対して質問を作ります。「これってどういう意味なん?」「何が言いたいん?」のような自分が知りたい質問を本書に投げかけるつもりで作成しましょう。

2、熟成させる
ポストビュー後、(フォトリーディング後もそうですが)時間を少し空けましょう。時間を開けることで、脳の中で情報が熟成されて整理されるようです。
特に睡眠で脳内が整理されるので、睡眠を挟むと良いらしいです。私はせっかちなので呼んで休憩後にすぐアクティベーションに移りますが(笑)
3、脳に問いかけて答えを探そう!
脳に問いかけて答えを探して行きます。質問を紙に書いて、見える状態で読書した方が意識しやすいです。もちろん熟読するわけではなく、まるでページ間を飛んでいくように答えを探して行きます。
答えが書いてありそうな箇所に到着したら、数行読んで、またジャンプして、答えがありそうなところを見つけたら数行読んで・・・ということを繰り返して行きます。

4、マインドマップを作成する
最後に、内容をまとめる作業に入ります。インプット=勉強炉思っている人が多いと思いますが、実は記憶が定着するのは「思い出す時」です。なので、インプットした情報を引き出すパートを作ってあげると、より自分が日常使える知識になってくれます。
マインドマップとは、以下のようなものです。題名を中心に置いて、それに付随する情報をどんどん書いていく方法ですね。アイデアを出したいときにも使ったりしますね!(効率的な勉強法についてまとめたやつです。)

やっぱり何も見ずにまとめると、記憶の定着が段違いですよ。確かに骨が折れるんですけど、これをやるのとやらないのでは間違いなく「やった方が記憶が定着」します。
時間がかかるけど、長い目で見るのであればこっちの方が効率が良くなります。勉強だと思わずに、楽しみながらクイズみたいやることもコツの1つかなーと思います。

ステップ5:高速リーディング
高速リーディングでは、自分が適当だと思うスピードで、初めから終わりまで止まらずに一気に読みます。読むスピードは、文章に複雑さや重要性に合わせて調整します。
最後の仕上げのようなものだと思ってください。当初に考えた目的が達成されているのであれば、特にこの「高速リーディング」を実施する必要はありませんが、より理解を深めたいのであれば、最後に高速リーディングでさらっと読み直しましょう。
熟読する必要はなく、自分の直感で大切であると思うところを読めばOKです。自分自身で目的を考えているので、脳が勝手に答えを探します。それに任せましょう。あくまでリラックスした状態をキープして、脳を働かせないことが大切です。
5日間のテストをやってみて、フォトリーディングを試してみよう!

自分自身でやって効果を実感できないのであれば、納得できないと思います。本書では、「5日間テスト」として、フォトリーディングをやってみることをおすすめしています。トレーニングプログラムとして紹介もされているので、5日間で優秀なフォトリーダーになることが可能のようです。
5日間テストは以下の通りです。
1日目:読みたい本を一冊選び、準備した後、すぐにフォトリーディングする。
2日目:準備した後、2分以内でプレビューし、フォトリーディングを行う。キーワードと質問事項を書き出しながら、15分〜20分でポストビューをする。
3日目:準備の後、フォトリーディングをし、続いてスーパーリーディングとディッピングを行なう。30分以内に全ての作業を終えるようにする。理解しているかどうかは気にしないこと。最後にキーワードに目を通し、それがどれくらい意味があるかを見る。
スーパーリーディングとは、「目的の答え」が書いてありそうな箇所を見つけて、そのセクションをさっと読むことを指しています。
ディッピングは、スーパーリーディングで発見した「目的の答え」が書いてありそうな箇所を理解できるスピードで読むことを指しています。
4日目:準備の後、フォトリーディングをする。残った時間を、時間内に終わるスピーチで、スーパーリーディングとディッピング、あるいは本全体のスキタリングに使う。再びキーワードに目を通したあと、脳への問いかけを行ないながら追加で質問を作ってみる。
5日目:準備の後、フォトリーディングをする。目次を見て、もっと知りたいと思うセクションに行く。スーパーリーディングとディッピング、あるいはスキタリングを行い、質問に対する答えを見つけて行く。具体的な質問はないけれど漠然ともっと知りたいと思う場合は、高速リーディングを行う。最後の10分は、マインドマップに当てる。あまり細かく書き込まず、シンプルにまとめる。本の全ての内容をマインドマップするのではなく、その本を選んだそもそもの目的に関連したマインドマップを作成する。
実際にやってみて、自分自身とフォトリーディングの相性について試してみて下さい。ちなみに私はフォトリーディングの一部を実践した読書法で読書をしています。
読書というと「最初から読まなくてはいけない」というイメージがありますが、その固定概念は消してしまいましょう。どこから読んでも良いし、一番は探している答えが見つかることの方後よほど大切です。
読みくることが目的ではないので、そこは注意して下さい!
私の読書法については以下の記事にまとめてありますので、気になりましたらぜひチェックして下さい!参考になれば嬉しいです!
