こんにちは、ふぁむ(Famlog19)です。
今回は、マーケティングが学べるおすすめ本をまとめていきたいと思います。
ちなみにふぁむは、毎月15冊の読書をしている読書好きです。
もちろんマーケティングについても興味津々なので、かなりの冊数のマーケティング本を読みました。
その中で、皆さんにオススメできる「マーケティング」に関する本を10冊紹介いたします。
それぞれの本の特徴に関しても触れるので、本を選ぶ際の参考にしていただければと思います。
こんな方におすすめ
- マーケティングが学べる本が知りたい
- マーケティングについて簡単な知識が欲しい
こんな人におすすめな記事になっていますので、興味がある方は読み進めていただければと思います。
マーケティングの定義とは?

まずは、マーケティングの定義を確認しましょう。
「マーケティング」という言葉ですが、実は定義が曖昧です。
団体や個人によって定義が変わるため、これといった定義が存在しないのも「マーケティング」という言葉の一つの特徴と言えるでしょう。
アメリカマーケティング協会は以下のように定義しています。
マーケティングとは、顧客、依頼人、パートナー、社会全体にとって価値のある提供物を創造・伝達・配達・交換するための活動であり、一連の制度、そしてプロセスである。
Marketing is the activity, set of institutions, and processes for creating, communicating, delivering, and exchanging offerings that have value for customers, clients, partners, and society at large.
2007年:アメリカマーケティング協会によるマーケティングの定義
つまり、市場調査、製品の製造、価格設定、宣伝、広告、流通、店舗の設計、接客などの一連のプロセス全てを含んで「マーケティング」ということです。


簡単にいうと「売れる仕組みを作ること」だよ。個人的にもこの定義がしっくりくるかな!
マーケティングとは、「売れる仕組み」を作ることです。こう考えると頭がスッキリするのではないでしょうか。
マーケティングの本質は同じ!「物が売れる仕組みを作ること」
「マーケティングと言えばこの人!!」という人がいます。
フィリップ・コトラーという人物です。

フィリップコトラー
フィリップコトラーは、シカゴ大学で経済学の修士号を、マサチューセッツ工科大学で経済学の博士号を取得しました。その後、ノースウェスタン大学のケロッグ経営大学院にて教授に就任しています。
- マーケティングの6Pの提唱
- マーケティングの7Pの提唱
- STPマーケティングの提唱
こんな業績を上げています。(詳しくは説明しませんが、とにかくマーケティングのすごい人なんだ・・・という認識でOKです。)詳しく知りたい方は、コトラーさんの著作物を読むことをおすすめします。
このフィリップコトラーさんは、マーケティングは時代の経過に伴って形を変化させていると述べています。
- マスマーケティング(マーケティング1.0)
- 生活者志向のマーケティング(マーケティング2.0)
- 価値主導のマーケティング(マーケティング3.0)
- デジタルマーケティング(マーケティング4.0)
マスマーケティングというのは、製品中心のマーケティングのことです。
つまり、「良いものを作れば売れる」時代から、「生活者のことを考える」マーケティングへ、そして「価値に焦点を当てた」マーケティング、さらに「デジタルを活用した」マーケティングへ変化していることです。お客さんの価値観の変化や環境の変化に伴って、マーケティングも形を変えているということですね。


SNSマーケティングとか、コンテンツマーケティングとか、色々な種類があるけど、そこらへんの分類はどうなっているの?

「手段×マーケティング」で言葉が作られているね。SNSマーケティングとは、SNSを利用したマーケティングということだね。今後もこういった言葉が増えていくと考えられるね!
- SNSマーケティング
- コンテンツマーケティング
- WEBマーケティング
「手段×マーケティング」で色々な言葉がありますが、マーケティングの「売れる仕組みを作ること」という本質は変わりません。
この記事では、「マーケティングの本質」が学ぶことができる本から、「Webマーケティング」などを現代にマッチしているマーケティングのスキルが幅広く網羅できる本をご紹介します。
マーケティングが学べるおすすめ本10選【ビジネスマン必読】

企業や会社は「売ること」によって利益を得ています。
つまり、「売れる仕組みを作る」ということはビジネスの原点です。
会社のために働くビジネスマンは「必ず学んだほうが良い教養」と言えるでしょう。
紹介する順番ですが、
- 顧客心理を掴むベースになる2冊
- マーケティングの本質を掴む3冊
- 具体的なノウハウが学べる4冊
この順番でご紹介します。
最初の2冊に関しては、万人にオススメできる本です。ぜひ皆さんに読んで欲しい本です。
1、【顧客心理を掴む部門】影響力の武器
宣伝や社長や営業の方が自社商品を買わせるために
どうしたらいいか? と悩んだら読んだほうがいいと思いますが、
こういう心理で、罠にはまってしまうのか! という心理を
様々なパターンで解説している本なので、
日本全国、様々な人が読んだほうがいいと思いました。
だまされなくてすむかと。
顧客心理を掴む上で、私たちが普段「無意識化」に動かされている心理について詳細に書かれています。
本書に書いてあることを理解することによって、顧客に対するアプローチ方法、また消費者として騙されない必要な知識を身につけることができます。
我々がいかに感情で動かされているかがわかる内容です。
人間が消費活動をしているので、感情に訴えるアプローチ方法が有効なのも頷けますね。
2、【顧客心理を掴む部門】ファストアンドスロー(上下)
【レビューまとめ】
・行動経済学の原点的存在
・読みやすい&興味深い
・行動経済学はこれだけでもいいかも笑【レビュー】
行動経済学に興味を持っている人は必読です!
前から行動経済学の本は色々読んでいたのですが、毎回と言っていいほど参考文献にファスト&スローが載ってました笑
それほど行動経済学の中では原著的な存在だったので、勝手に読みにくそうなイメージを持っていました。しかし、非常に読みやすく内容も興味深いので文句なしでした。
行動経済学に興味を持った人は必ず目を通すべき一冊です!
ノーベル経済学賞を受賞しているダニエルカーネマンさんの本です。
行動経済学の原点と言えるほどの本です。多くの本がこの本を引用しています。
私たちが「利益を得るよりも損することに敏感」であることや、状況を判断するために「システム1:早い思考」「システム2:遅い思考」を利用していることが理解できます。
本書を読むことで我々の決定がどのようになされているのか、目に見ることができない軸を知ることができます。
人間の行動の本質に触れることで「売れる仕組みを作る」一助になるはずです。
3、【本質を掴む部門】MBAマーケティング
マーケティングの本は多数存在するが、
ここまでわかりやすくまとまった本は他にはないと思う。
手に取ったときは値段が高いと感じたが、読んだ今となってはこの価格にも納得!
MBAビジネスプランもすぐに購入してしまった・・・
後輩の設立祝いにもプレゼントした2冊。
マーケティングについて網羅的にまとめられている本です。
ただ、個人的には入門書としてはそこまでおすすめしません。実は私も最初に手にとったのですが、あまり内容が理解できずに挫折しました(笑)
数冊知識を入れた後に読み直したところ、スッと内容が頭に入ってくれました。本書を手に取る順番を工夫すると良いかもしれません。
4、【本質を掴む部門】コトラーのマーケティング4.0
コトラーがデジタルマーケティングに言及しているだけで価値のありそうな本。
今の生活に当たり前のように存在し、必需品の1つとして存在するモバイルについて、その「接続性」と「移動性」によって顧客の購買スタイルを劇的に変化させ、伝統的マーケティングからデジタル・マーケティングへの移行を余儀なくされていることを再認識させられる。ただ、正直デジタルマーケティングの業務を第一線で行ってきた人間にとってこの本に目新しさはあまりない。
個人的にこのまま隠居しても十分なコトラーが、わざわざ4.0とまで銘打ってデジタルマーケティングに言及していることに驚くとともに、下記の言葉通り、市場が大きく変化して行く中で、今までの自分のマーケティング論を常に更新し続けようとする姿勢に強く感銘を受ける。「marketing」という言葉は「market-ing」と表記すべきだと、われわれはずっと思ってきた。こう表記することで、マーケティングとは変化しつづける市場を相手にするものであり、最先端のマーケティングを理解するためには、市場が近年どのように進化してきたかを理解する必要があるという点を、あらためて肝に銘じることができる 。
理解するための手がかりやトレンドははっきり見て取れる 。新しいタイプの顧客 、つまり近い将来 、多数派になると思われる顧客が世界中で登場している 。この新タイプの市場とこれまでの市場の大きな違いは 、彼らにはモバイルという傾向があることだ 。
この本は是非手に取ってほしい1冊。コトラーが長年培ったマーケティングについての知識や見識がとにかく詰まっています。「マーケティング4.0」ではデジタルマーケティングについて言及しているものみどころです。
5、【本質を掴む部門】確立思考の戦略論
ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)のV字回復の裏に存在した「数学マーケティング」について、詳細に書かれた本。著者はUSJでチーフ・マーケティング・オフィサーを務めた森岡毅さんと、USJのシニアアナリストの今西 聖貴さん。
森岡さんは元P&G世界本社のブランドマネジャー、USJに入社後、集客数を5年で660万人も増やしUSJを日本一にしたのは有名なお話です。一方、リサーチャーで需要予測家の今西氏は元P&G世界本社の最高頭脳の一人として、世界の第一線で活躍したそう。
本著の前半は、選ばれるブランドになるためには何が大切なのか、数学マーケティングを使って辿り着いた「正解」が紹介されます。
数多くあるマーケティングの本の中で、その主張を確かにする根拠がここまでしっかりと示されたものって、ほかに見たことがないように思います。森岡さんによれば、その正解を追い求めることだけが、企業がやるべきことだと明言されています。
この本は是非読んでほしい。マーケティングの本質であるプレファランス(顧客の好み)を上げる重要性がよく分かります。
そして、数字を使って戦略を立てる森岡さんの思考は再現性が非常に高いと思います。
数式についてわからなくてもマーケティングの本質について学ぶことができる素晴らしい本です。本棚に常においておきたい1冊。
6、【本質を掴む部門】USJを劇的に変えた、たった1つの考え方
マーケティングの基本が戦略・戦術といった軍事用語を用いてわかりやすく説明されていて(マーケティング自体がアメリカで発達したため、当然なのですが)、門外漢でも楽しめました。
自分も含めてマーケティング=売るための方法論=販促と捉えがちですが、この本を読むとまったく違うことが良くわかります。「商品やサービスが自然に売れるようにするための技術」であり、営業や宣伝と対立する概念ですらある、という説明には目から鱗が落ちる思いでした。
そして、こんなすごいマーケッターのいる会社に、プレゼンをしなくてはいけない広告代理店って、大変だろうなあということも・・・。
個人的には「マーケティング」という響きが良くないように思います。これだけを聞くと、どうしても商品開発やサービス企画と結びつきにくいからです。しかし、本書を読んでマーケティングとはそれらの上位概念であり、まさに経営企画そのものだと感じました。
また、テーマパークのコンテンツ開発という、なかなか表に出てこないノウハウがつまびらかにされている点でも素晴らしい一冊です。本書とあわせて同じ著者の「USJのジェットコースターはなぜ後ろ向きに走ったのか? 」も読まれると、より理解が進むと思います。
上の「確立思考の戦略論」と同じ著者である森岡毅さんの著書です。
内容に関しては、「確立思考の戦略論」よりも浅いイメージです。ですが、「浅い=劣る」ということではなく、理解がしやすく森岡さんの考え方についても詳細に書かれているので、マーケティングについて何も知らない方はこの本から入ることをおすすめします。私はこの本から入りました。
7、【ノウハウ部門】シュガーマンのマーケティング30の法則
何度も読んでます。
この本を読んでいると「やっぱり人間性って大事だあ」と感じます。
カリスマ性の勉強もしたことがあるのですが、似通ったところがたくさんあり、この本と有名経営者の本は絶対関連づけできるので、この本を基本にいろんなビジネス書に触れてみるのもアリだと思います。
おすすめ。特に営業をしている人は必読です。
優秀なノウハウ本で、明日から試せるノウハウが載っています。ただし、この本に載っているノウハウは「誠実さ」がベースになっていることを忘れないようにして下さい。
「シュガーマンのマーケティング30の法則」というタイトルですが、31個目の法則で「誠実さ」が出てきます。粋な演出ですね。マーケティングの本質は誠実さにありますので、ノウハウに溺れないように。
8、【ノウハウ部門】「いいね」を購入につなげる
短パン社長の正直で人間味や愛があふれる内容。これまでの経験から得たことを一章一章目の前の一人に語りかけるようなトーンで書かれてあるので実にわかりやすく胸にすーっと入ってきます。この本の出版にあたり予約してから手元に届くまでの楽しみ、届いた時の嬉しさ、読んでいる時の向き合った感覚、読了時の心温まる感情。 本当に楽しかった。SNSを使うにあたり悩みや不安のある人にぜひ読んで欲しい本で SNSに必要なことが全部詰まっていますが 自身のビジネスに置き換えて考えることのできるSNS以前の大切なあり方も満載。おすすめの一冊です。
ノウハウにとらわれず、「この人が作ったものだから買う」という信頼に基づいたSNSマーケティングのノウハウ本。
ノウハウに溺れているアフィリエイターさんは一度読むことをおすすめします。
9、マンガでわかるWebマーケティング
デジタルマーケティングの全体像がギューっと詰まってます。
「マンガがでわかる」、本当によくわかります。
デジタルマーケティングに関わることになって、本を色々と読みましたが、広いデジタルマーケティングの領域を、まず最初に俯瞰するにはベストの一冊ではないでしょうか。
まずこの本で全体像をつかんで、それぞれの専門領域の本を、というのがイイと思います。しかも、マネジメントの視点で書かれているところが、またイイ。
デジタルマーケティング関連の本は、どちらかというと担当者視点の個別最適な感じが多いと思いますが、こちらはマネジメント視点で書かれていて、デジタルマーケティングをマネジメントする立場として何を見るべきか、どこが勘所なのかといったところにも踏み込んでいます。
WEB担当者からデジタルマーケティングのマネジャーまで、いろんな人にオススメです。
デジタルマーケティング領域の本で何を読めば良いか、迷ったらコレ!
デジタルマーケティングを学びたいのであれば入門書としておすすめ。私はデジタルマーケティングの全体像を本書から学びました。
マーケティングの本質は同じですが、ネットビジネスに絡めたマーケティングの知識を入れたいのであれば本書はおすすめです。内容も分かりやすく、マンガなのでさらっと読めます。(マンガでないところはしっかり構成されているので読み応えはあります)
この本はKindleunlimitedの対象本になっているので、サービスを利用している人であればKindleunlimitedで読むことが可能です。月額980円のサービスなので、この本を購入するよりも安い金額でサービスが受けられます。
kindleunlimitedの対象本のおすすめについてもまとめているので、参考にして下さい。
10、沈黙のWebマーケティング
webマーケティングを全く知らなかった初心者です。
webサイトを作ったのちにどう運営していけばいいのか、
さらにwebデザインの本当の意味やそこからどのように広報していくか、
TwitterやFacebook、はてブなどを使った手法は勉強になりました。マーケティングと聞いていてもこんなに分厚い本を読めるのかと
若干不安でしたが、チャットのような形式で学ぶ敷居も低いので
2日くらいで読み終わりました。内容はまた2、3度読み込んで自サイト運営に活用したいと思います。
大人気の「沈黙の」シリーズです。
漫画なので内容が頭に入りやすいです。そして、デジタルマーケティングの本質について分かりやすい説明してくれています。初心者から中級者向けの内容ですが、本質はいつも同じ。本質は本書から学ぶべきです。

ブログ運営をやっている人であれば、「沈黙のWebライティング」「沈黙のWebマーケティング」はおすすめです。
両方の本を手にとってバイブルとしてサイトを作り上げることをおすすめします。
マーケティングの本質は、「信頼」「誠実」「顧客目線」である。

上の本を読んで学んだことは至ってシンプルです。
それは、「相手のことを本気で考えて誠実に対応すること」という、当たり前のです。
本から学べることは、あくまで「信頼」「誠実」「顧客目線」を再現するための手段に過ぎません。
この「信頼」「誠実」「顧客目線」をなくして、「マーケティング」は成り立ちません。
マーケティングとは、「いらないもの・不必要なものを売れるようにする仕組み」ではなく「本当に必要としている人に届けるための手段」と考えて下さい。
マーケティングを学ぶことで、自分が創造する価値をたくさんの人へ届けることができるようになります。
自分が創造した製品・思考・システムが、みなさんの生活を豊かにできるように「マーケティングスキル」を伸ばして行きましょう。

最後まで読んでいただいてありがとうございました。皆さんの成長をバックアップできるように頑張ります。定期的におすすめ本をまとめていますので、よろしければフォローをお願いいたします。Follow @Famlog19