こんにちは、ふぁむ(Famlog19)です。
今回は、遊びが大切な3つの理由についてお話ししていきます。最近皆さんは、いつ遊びましたか?

こんな人、いませんかね?仕事中心の生活や、家事や育児で時間が確保できないという人がいると思います。
ですが、実は仕事や育児、家事の時間と同じくらいに遊ぶ時間が必要です。
今回の引用文献は、グレッグ・マキューンさんの「エッセンシャル思考」です。ビジネスマンには大人気の本ですね!
引用本:エッセンシャル思考
目次
そもそもなぜ「遊び」がダメなのか?

なぜか分かりませんが、私たちは「遊びが悪いもの」という認識があります。この認識って、果たして正しいのでしょうか?

勉強と遊びを天秤にかけた場合、「勉強の方が大切だ」という価値観の中で生きすぎました。なので、「遊びはダメなこと」という認識が植え付けられていったんですね。
英語のschoolという単語は、ギリシャ語で「楽しみ」を意味する言葉から生まれた。それなのに現代の学校は、学びから楽しみを奪ってしまった。教育と創造性に関する研究で名高いケン・ロビンソンは「学校が創造性を殺す」と主張している。
「私たちは教育のファストフード化」を容認してきました。その結果、まるでファストフードが体を蝕むように、教育が精神を弱らせることになってしまいました。・・・・あらゆる偉業は、想像力から生まれます。ところが現代の教育システムは、まさにその想像力を奪い続けているのです。
大人になると、遊びはくだらないもの、子どもがすることという認識がさらに強く刷り込まれます。果たして本当にそうでしょうか?遊びって、そんなに人生において悪者的な扱いなのでしょうか?
精神は「遊び」を求めている
最近の研究によると、動物は遊びを通じて主要な認知スキルを発達させているらしい。(中略)
15年間にわたってハイイロアナグマを研究しているボブ・フェイガンは、よく遊ぶ熊ほど長生きすることを発見した。彼はこう説明する。「世界は耐えず変化し、未知の課題や不確実な状況を突きつけます。遊びはそうした変化への対応力を育むのです」
遊んでいる最中に動物は最も創造的になります。創造性が大切であるといっておきながら、「遊びはくだらない」という認識。この認識はずれているのではないでしょうか?

遊びが大切な3つの理由

それでは、著書「エッセンシャル思考」で紹介されている、「遊びが大切な3つの理由」についてお話ししていきます。
- 選択肢を広げてくれる
- ストレスを軽減してくれる
- 脳の高度な機能を活性化する
1、選択肢を広げてくれる
遊びは選択肢を広げてくれる。それまで気づかなかった可能性や、思いがけない繋がりに気づかせてくれる。遊ぶことで、私たちの視野は広がり、常識にとらわれないやり方が見えてくる。
柔軟な思考から「新しい思考」が生まれます。なので、遊んでいるような「自分を解放した状態」である方が、新しい選択肢の発見がしやすいです。
遊んでいる最中にはどんどんアイデアが浮かんできますよね。「こうしよう!」「このルールを追加しよう!」
子どもではなくて、大人にこそ「遊び」が必要なのかもしれませんね!

2、ストレスを軽減してくれる
遊びはストレスを軽減してくれる。ストレスは生産性を下げ、好奇心や創造性の働きを弱める。仕事でストレスを感じた途端、何もかもがうまくいかなくなるという経験は誰にでもあるだろう。部屋の鍵は見つからず、ものにぶつかりやすくなり、キッチンのテーブルに大事な書類を置き忘れる。
最近の研究によると、ストレスは感情のコントロール能力や認知能力を弱めることが分かっています。ストレスによってイライラしやすくなったり、注意散漫になったりするわけですね。
遊びには「癒し」の効果があります。心から楽しい遊びの時間を過ごすことで、あなたはストレスから解放されるでしょう。

公園は科学的にも正しいパワースポットが実験で分かっています。具体的には自然が私たちの認知能力をあげてくれたり、集中力を回復させてくれることが分かっています。
※詳しくは鈴木祐さんの「ヤバい集中力」が詳しいです!
3、脳の高度な機能を活性化する
遊びは脳の高度な機能を活性化する。精神科医のエドワード・M・ハロウェルによると、「(遊びは)の実行機能に良い影響を与える。実行機能とは、計画、優先づけ、スケジューリング、予測、移譲、決断、分析など。つまりビジネスでの成功に不可欠なスキルの多くを含むものである」
多くの発見は「遊んでいるとき」に発見されています。アイデアの有名本ジェームズ・W・ヤングの「アイデアの作り方」でも語られていますが、アイデアは「真剣に考えているとき」ではなく、「リラックスしているとき」に急に降ってくるのです。
コロンブスは遊んでいるときに地球が丸いことを思いついた。ニュートンはぼんやりと心を遊ばせているときに、気から落ちるリンゴを見て万有引力の着想を得た。ワトソンとクリックはDNAの形を遊びの半分で空想していたとき、二重螺旋という形に行き着いた。シェイクスピアは言葉遊びを生涯やり続けた。モーツァルトは寝ているとき以外は常に遊んでいた。アインシュタインは実験という行為こそ、精神が遊びを求めている何よりの証拠だと考えた。
たくさんの有名な人が「遊び」の最中に世界を震撼させる発見をしているようです。そう言った意味でも、「遊び」の重要さが分かりますね!
「遊び」の重要性に気がついた企業がとっている方法とは?

遊びの重要性に気がついている企業では、社員の遊び心をくすぐるようなシステムを構築しているようです。
ツイッター社のディック・コストロCEOは、お笑いを社内に広めようと、即興コメディのクラスを創設した。
オフィス環境に遊びを取り入れている企業も多い。
IDEO社は小型バスの中でミーティングを行う。グーグル敷地内では、巨大な恐竜の体にピンクのフラミンゴがまとわりついている。ピクサーのスタジオでは、各自が自由すぎる発想でオフィスを飾り立てている。
これ、すごく良いですよね。私もこの考えを知ってから、会社にある自分の机には遊び心を盛り込むようにしています。自分の好きな写真を置いたり、フィギュアをおいたりして、机にいると楽しい気持ち、昔の気持ちを思い出せるという部分を大事にしています。

日常に「積極的に」遊びに取り入れよう!

さて、ここまで読んでいただいた方なら「遊び」の重要性について分かっていただけたかと思います。できるだけ日常に遊びを取り入れるようにして下さい。
遊びは、あなたの心を自由にし、正直にさせ、新しい自分に気づくきっかけを与えてくれる素晴らしい行為だと思っています。たった1度の人生です。つまらないものに使う時間を減らして、遊びに時間を費やして下さい。
遊びこそ能動的な活動であり、最大の学びであることは間違いないです。周囲の「遊びは無駄だ」という認識に惑わされず、積極的に遊んで下さい!

引用本:エッセンシャル思考