【圧倒的効率読書術】『複数冊同時並行読み』は記憶に定着しやすくコスパが良い②

 

こんにちは、つくるぶ(hobby___man)です。

 

今回の記事では、『複数冊同時並行読み』は記憶に定着しやすくなることについて、前回の続きをお話ししていきます。前回の記事を読んでない方は以下のリンクから読んでみてください。

 

【圧倒的効率読書術】『複数冊同時並行読み』は記憶に定着しやすくコスパが良い①

 

前回の記事では、『複数冊同時並行読み』に対して起こりそうな反論に対して考察しました。今回の記事では、『複数冊同時並行読み』のメリット及びデメリットついてお話ししていきます。

 

『複数冊同時並行読み』のメリットについて

 

『複数冊同時並行読み』のメリットについてお話ししていきます。

 

『複数同時並行読み』のメリット①:記憶への定着度が上がる。

 

【圧倒的効率読書術】『複数冊同時並行読み』は記憶に定着しやすくコスパが良い① でもお話ししたように、記憶への定着度が上がります。

 

これは『思い出す回数が増えること』ことに起因しています。

 

思い出す回数というのは、内容に関して「あれ?なんだったっけ?」と考える回数のことです。

 

記憶への定着=短期記憶から長期記憶への移行

 

ですが、短期記憶から長期記憶への移行を促す際にキーワードになるのが「思い出す」という作業です。

 

なので、「思い出す回数」が増えれば増えるほど記憶に残りやすくなります。

 

複数冊の本を読んでいると、内容の進度が1冊と比較してゆっくりになります。(単純に1冊であれば1、2冊であれば1/2、3冊であれば1/3のスピードになります。)

 

このゆっくりとした進み具合が、内容の振り返り(復習)を簡単にしてくれているのです。再度本を読み始めようと思う時、「あれ?前回はどんなところまで読んだんだっけ?」と考えて少しだけページを戻したりするはずです。

 

一度で読む文量が少ないわけですから、前回の復習の量も必然と少なくなります。なので、少しだけページを戻ってパラパラと内容を確認すれば、容易に思い出すことができるのです。

 

この復習に対する負荷を軽減することで、復習へのハードルを下げ、また、思い出す回数を増やすことができるのです。

 

1冊だけを読んでいるとかなりのスピードで読み進めることになるので、再度読み始める時の復習の量も尋常じゃない量の復習が必要になります。これだと思い出すことも面倒になり、「ま、いっか」となりがちです。

 

それと比較して「複数冊同時読み」は、復習へのハードルをぐっと下げて、思い出す回数を増やすことができるという点で記憶に定着しやすいということです。

 

・頭の中に気になるワードが長く時間「滞在」してくれる。

 

頭の中に気になるワードが長く留まってくれることも、記憶の定着に良い影響を与えます。めちゃくちゃ良いところで終わってしまうアニメみたいな感じにも似ているかもしれませんが、「これってどういうことなんだろう?」という疑問が、解決しないまま頭の中に残ることがあります。

そうすると、無意識下で自然とその「ワード」や「問題」を意識してくれるので、次に読み始めた時にスムースに内容を理解できるようになっていたり、良い効果を感じました。

内容を読んでから、気になることをそのままにしてみるっていうこともたまには良いかもしれませんね(少し気持ち悪いかもしれないですが笑)

 

『複数同時並行読み』のメリット②:読書が楽しくなる。

 

 

「好きこそ物の上手なれ」という言葉がありますが、複数冊同時読みを実施することによって読書が楽しくなります。

 

これは自ら読む本を選択するという『コントロールしている感』にあります。

 

人生の幸福度を左右する指標として大切な指標の一つは、自分自身の人生をコントロールしているかどうかという点です。

 

読む本が1冊のみであると、このコントロールしている感を得ることが難しく、どうしても「本を読まなきゃ」という義務感が生まれます。その義務感が読書をつまらなくしてしまうことがあります。

 

複数冊を読んでいると、その時の気分で読む本を選択することができるようになります。そうすることによって、自分自身に「選択している感」が生まれ、自分自身が選択しているという主体性が生まれます。この主体性によって、読書自体を楽しくすることができるようになります。

 

「楽しいこと」=「勝手に自分から進んでやってしまうこと」です。読書が嫌いな人はどうしても本を読むことが義務のように感じられて、どうにかして読む状況を避けるようになってしまいます。

 

読書はしたいんだけれども、中々本を読む気になれない!という人にとっては『複数同時並行読み』、かなりおすすめです。

 

『複数冊同時並行読み』のデメリットについて

 

複数同時並行読みのデメリットについてお話ししていきます。

 

『複数同時並行読み』のデメリット①:荷物が増えること

 

本は1冊だけでも中々の分厚さがありますから、1冊持ち運ぶこともですよね。特にハードカバーの本は大変です。それが数冊となれば、かなりの重量と体積になりますから、持ち運ぶのは非常に労力がかかる作業です。

 

バックの中に乱雑に入れておくと背表紙とかが破れてしまったりするため、丁寧さも必要ですよね。非常に面倒くさい。(笑)

 

いくら知識のためといえど、そこまで苦労して持ち運んで、1回も見ませんでした!みたいなこともザラにありますから、そう考えると億劫になります。

 

対策とすると、おすすめは『Kindle』です。

 

私はKindleを持っているのですが、サッと持ち運びができてすぐに読書を開始することができるので、持ち運びという点では紙本を大きく上回ります。

 

もちろんKindleよりも紙本が上回る点がいくつもありますが、持ち運びという1点ではかなり優秀な代物です。アプリでもkindleアプリがありますので、スマートフォンでも読むことが可能です。素晴らしいですね。

 

私はスマートフォンは誘惑が多く、読書中に通知やSNSが気になるのが嫌なので、デバイス自体を分けるKindle Fireの使用が気に入っています。スマートフォンだと充電も減ってしまいますしね。

 

気になる本があれば、すぐにその場で購入して読み始められることも良い点ですね。知識へのアクセスが非常に速くなりました。これほど勉強しやすい環境は、素晴らしいです。

 

『複数同時並行読み』のデメリット②:読む本が偏ること

 

『複数同時並行読み』は、読む本が偏る傾向があります。

 

自分が興味関心のある本は読み進めるのも早く、また選択する回数が多いからです。

 

この部分に関しては、非常にナイーブな部分です。繊細に取り扱う必要があると思います。

 

メリット②で申し上げた通り、『複数同時並行読み』のメリットは「読書が楽しくなる」ことですから、あまり制限を加えすぎても読書がつまらなくなってしまうのです。

 

そのため、自分とよく会話をして、どの程度の基準なら自分自身が楽しみながら読書を実施できるかを相談してみて下さい。私は、朝一にあまり読みたくない本(自分にとって難しい本)を読み、隙間時間は比較的好きな本を読むようにしています。

 

これは、集中力の関係です。どうしても朝一番が集中力が最大で、時間経過とともに集中力が低下していきます。

 

あまり読みたくない本は難しい内容であること(私にとって)が多いので、集中して読まないと頭に入ってきません。逆に、好きな本は隙間時間でも十分内容を理解することができます。

 

隙間時間でSNSをいじるよりは、やはり読書をした方がより充実した体験になりそうですしね。それが好きな本ともなれば、気持ちも楽しく読書することができます。

 

偏りをなくすことは難しいですが、できるだけ「中庸」を意識すると良いと思います。さまざまな分野の本を読むようにすると、知識や考え方も偏らずに「中庸」になるので、バランス感覚の良い人間になれると私は考えています。

 

眠れない夜は難解な本を読んでみよう!

 

早く寝なければいけないのに、中々寝付くことができない夜があると思います。そんな時におすすめなのは、理解できない難しい本を読むことです。

 

羊を数えるよりも速く眠ることができます。

 

私は眠れない時に『武士道』(新渡戸稲造さんごめんなさい!)を読んでいますが、数ページめくっただけで強い眠気に襲われます。昔の言葉遣いが不慣れで、頭が読み取れずに中々読み進めることができないんですよね。

 

そうすると、脳も諦めて、「多分疲れてて読み取れないんだ、寝なきゃだめだ」と諦めてくれるようです。すぐ眠れます。

 

眠れない夜には難しい難解な本、ぜひ試してみてください。

 

まとめ

 

メリット、デメリットは以下の通りです。

 

メリット①:記憶への定着度が上がる

メリット②:読書が楽しくなる

 

デメリット①:荷物が増える

デメリット②:読む本が偏る

 

デメリットに対しては対策も載せておりますので、試してみてください。私たちの生活の中での知的体験といえば、やはりメインになってくるのが「読書」だと思います。

 

読書には様々な形があって良いと思いますし、自分自身にあっている本の読み方で知的体験を楽しむことが最も大切なことであり、その姿勢が知的体験を支えてくれるはずです。

 

最後まで読んでいただいてありがとうございました!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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