こんにちは、ふぁむ(Famlog19)です。
今回は「礼節がある人が守る3つの原則」についてお話ししていきます。
世の中に成功の法則等が出回っていますよね。書いてあることは間違いないと思えるようなことが多いですが、「礼節」に関してテクニックのように書かれていることが非常に多いです。

ギバーが成功することはアダムグラントさんの「GIVE & TAKE」で証明されていますから、成功したいのであれば与える人である「ギバー」になることが最終目標です。
しかし、「ギバー」とはあくまで人間としての「在り方」であって、決してノウハウではありません。今回紹介する礼節も、テクニックではなく身につけたい人格として読んで欲しいと思っています。
とは言うものの、「礼儀正しさ」が周囲に良い影響を与えたり、結果として周囲に多くのものを与えられる「ギバー」になることが証明されています。どうしても「ノウハウチック」になってしまいますが、「礼儀正しさ」を身につけて「ギバー」の人格を身につける際の情報の一つとしてご活用ください!
引用本:Think CIVILITY-「礼儀正しさ」こそ最強の武器である-
目次
礼節がある人が守る3つの原則とは?

私自身も、人格的に良い人間になろうと日々努力をしています。ここに紹介されていることは、間違いなく「良い人間」になるために必要なことであると感じています。
人間は社会的な生き物ですから、組織として「信頼できる」人格の人と一緒に生きていたいですよね。誠実な人と一緒に生活したいはずです。
なので「成功したい」「周囲に影響を及ぼしたい」と考えるのであれば、まずは自分自身の「人格」を見直すことが先決でしょう。今回の記事を、その「人格形成の一つの材料」にしてくれると嬉しいです。
- 礼節がある人は笑顔を絶やさない
- 礼節がある人は相手を尊重する
- 礼節がある人は人の話に耳を傾ける
1、礼節がある人は「笑顔」を絶やさない
礼節がある人は「笑顔」でいることを意識しています。子どもであるうちは1日に400回笑っているそうですが、大人になると笑顔になる回数が激減します。
笑う回数が1日に20回を超える大人は全体の30%ほどだ。1日たった5回も笑わない大人が14%もいる。これはひどい数字だ。
「笑顔でいること」は、周囲を楽しい気持ちにすることができ、「安心感」「親近感」を与えることができます。また、自分自身にも良い効果があることが分かっています。
笑うことはまず自分自身の気分を高揚させる。また、免疫システムを活性化させ、ストレスを軽減し、血圧を下げ、心臓発作を起こす危険性を低下させるとも言われる。笑うことは寿命を伸ばす効果もあると言われている。
・笑顔で周囲の人の能力が上がる?
科学者たちの調査により、笑顔に周囲の人たちの能力を高める力があることもわかっている。(中略)戦績が良い戦隊には、雰囲気が明るく、人員同士の交流が活発という特徴があると分かった。みんなが感情表現豊かで、行動も素早い。互いへの態度は温かく、穏やかだ。(中略)そして当然、その隊長たちは他の隊長に比べてよく笑っていた。
笑顔で周囲の人の能力が上がると言うよりは、笑顔や温かい雰囲気のおかげで本来持っている力が存分に発揮できると言うイメージですかね。
自分自身が笑顔でいることで、周囲の人を惹きつけることができます。私自身も感じるところです。元々「ずっと笑顔だよね!」と言われるので、確かに友人や職場関係は基本的に良好な状態です(笑)

2、礼節がある人は相手を尊重する
会社において、自分よりも地位が下の人たちとの人間関係が非常に重要になる。想像的リーダーシップセンターの調査でも、大企業のトップ3の役職についている人たちが成功するために最も重要なことは、部下たちとの人間関係であることが分かっている。
本書で紹介されている研究で、面白いものがあります。
コンサルティング会社タワーズ・ワトソンが実施した世界的な調査によれば、社員の仕事へのやる気を最も大きく左右するのは、上層部の姿勢だと言う。上層部が自分たちの幸福に関心を向けてくれているなと感じれば社員はやる気を出すし、そうでなければあまり熱心に仕事には取り組まなくなる。
つまり、「自分自身が尊重されているかどうか。大事にされているかどうか。」で、やる気が大きく変わるということですね。確かに自分の扱いがひどい組織に対して献身的に働くわけがないですよね(笑)

3、礼節がある人は、人の話に耳を傾ける
人の話をよく聞くことは人間関係を築き、維持し、深める上で絶対に必要なことである。話を熱心に聞けば、その人のことを気にかけ、大事にしていること、人間関係を保ちたいと思っている事が伝わる。
相手のことを尊重していることを伝えるには、藩士をよく聞く事が重要です。本書で紹介されている音をテーマにコンサルティングを行っているジュリアントレジャーは、話を聞く際に4つの点に注意すると提案しています。
頭文字をとって、「RASA」と呼んでいます。
- 受け止める(Receive)
- 尊重する(Appreciate)
- 要約する(Summarize)
- 質問する(Ask question)
まずは受け止めて(その人に注意を向けて)、尊重する(できるだけ余計な合いの手は入れない)。そして、要約して(私が聞いた話をまとめると、○◯ってことよね?)、質問する(これはどう感じてるの?等)。
中々意識しない部分ではありますが、礼節について意識している人は人の話をよく聞きます。「話す:聴く=1:2」がベストであるという記述もありますので、できるだけ聴く時間を長くするように意識してみましょう。
「礼節」がある人は、周囲に良い影響を及ぼす!

礼節がある人は周囲に非常に良い影響を及ぼします。周囲の人を安心させ、やる気にさせ、組織のために自分の力を使う気にさせる事ができます。
周囲からも信頼され、自分自身の価値も高まっていく事でしょう。本書では「ワンランク上の礼節を身につけるための5つの心得」や「礼節あるメール作法」、「礼節ある会社になる4つのステップ」など、礼節が生み出す価値について言及することに多くの紙面を割いています。
気になった人は、ぜひ本書を手にとってみて下さい。Amazonでも非常に高評価本で、ベストセラー1位を獲得しています。
✔︎Think CIVILITY「礼儀正しさ」こそ最強の生存戦略である
Amazon評価 3.9|5.0(評価数107)
★ベストセラー1位「礼儀正しさ」の必要性をしっかりとしたエビデンス込みで教えてくれている本。自分の在り方を見つめ直したい人は一度読むべき。個人的にはすごく良い本。気に入りました。 pic.twitter.com/Rueud62gJS
— ふぁむ|読書と経験の人 (@Famlog19) March 22, 2020
引用本:Think CIVILITY-「礼儀正しさ」こそ最強の武器である-

※ちなみに、「無礼な人」が周囲に及ぼす影響については以下にまとめておいたので、よろしければ読んでみて下さい。無礼な人にはなりたくないですね・・・。