読書録No.15:CHANCE 犬飼ターボ

 

こんにちは、つくるぶ(@hobby___man)です。

 

今回は犬飼ターボさんの『CHANCE』を紹介します。

 

 

Kindle Unlimitedで対象になっていたので、無料で読むことができました。

 

内容は、

 

人生が上手くいっていない主人公が成功法則を学んでいき、徐々に成功していく

 

という小説です。

 

前回読んだ『地平線を追いかけて満員電車を降りてみた』も、人生に悩んでいる主人公が劇場の管理人との話の中で、自分自身の悩みを解決していくストーリー調でした。

 

また、本田健さんの『ユダヤ人大富豪の教え』 も、人生に悩んだ主人公がメンターに出会い、人生を成功させていくストーリー調です。

 

 

小説になっていることの良い点は、非常に読みやすく、頭に入りやすい点だと思います。

 

成功法則だけがズラーーっと書かれている自己啓発本だと、中々内容が頭に残らないことが多いと思います。

 

短い大切な文章だから読みやすいんだけど、頭には残らないってのが最近の自己啓発本なのかな、なんて感じています。

 

しかし、小説だと自分自身の『感情』も一緒に動くので、記憶への残り方が結構変わってくるんですよね。

 

小説の方が、やっぱり自分の記憶に残りやすいと思います。

 

今回読んだCHANCEは、非常に面白かったので3時間くらいで読み終えてしまいました(笑)

 

しかし、早く読み終えた割には感動した場面はよく覚えていますので、やはり「感情」と「記憶」は結びついているのだなあ、なんて感じています。

 

ではでは、内容や犬飼ターボさんについて簡単に解説していきます。

 

犬飼ターボさんって何者?

 

犬飼ターボさんは、自己啓発界では非常に有名なお方です。以下にプロフィールのリンクを貼りますね。

 

犬飼ターボのハピサク道

 

本書『CHANCE』の中に登場する主人公は、中古車販売を仕事にしている男です。

 

犬飼ターボさんも、昔中古車販売の仕事をしていたようです。本書の主人公と自分を重ねて書いている部分が非常に多いのでしょうね。

また、本書の中で出てくる『メンター的存在』の男ですが、この男は、色々な成功者をブレンドさせた人、と後書きでお話ししています。

犬飼さんが、「こんな人がメンターだったら本当に幸せだったな!」というイメージが、本書のメンター役として登場しているようですね!

 

犬飼さん自身は自分自身の対人関係のコンプレックスを克服していきながら、30歳では4つの店舗を持ち、会社の売り上げが1億円を超える等、世間一般で言われている『成功』を手に入れたことがある人物です。

 

世間一般で言われている成功をした犬飼さんですが、「世間一般的な成功」を手に入れたものの、いまいち満たされない感覚があったようです。

 

「世間一般で言われている成功」と「人生の成功」は違うものなんだと気が付き、それが本書でも伝えたいメッセージにつながっているように感じます。

 

世間一般で言われている成功を手にし、かつ「人生の成功」について模索し続けた犬飼さんのメッセージは、非常に心に刺さるものがあります。

 

本書の内容について

 

さて、内容についてお話ししていきます。

 

非常に多くのメッセージがある本です。多くの要約チャンネルで解説されていますが、

 

「要約しきれない!」

 

と言った感想を持ちながら要約されているところが想像できました。(笑)

 

なので、私自身がこの本の根幹に流れているものだと感じたものをお話ししていきます。

 

目の前の出来事は、あなたに必要だから起こっている最高の出来事である

 

今現在、あなたの目の前で起こっている出来事は「あなたに必要」だから起こっている現象です。

 

なので、今現在があなたにとって『最高』の状態であり、それを解決する過程にこそ本当の成功があります。

 

その問題を解決していく過程こそ、あなたを成功する人物へと成長させる肥料なんですね。

 

本書の中で、ホームレスと成功者を対比させる場面があります。

 

そこでは、本当に紙一重の差で「ホームレス」か「成功者」であるかを分けているというメッセージがあります。

 

その「ホームレス」か「成功者」かを分ける明確な理由は、

 

『責任を自分で持つ』か『責任を環境のせいにするか』です。

 

ホームレスたちは、自分たちは『環境』によって変化するから、自分たちの力ではどうしようもない。

 

ということを口にしています。

 

成功者たちは、「何があっても諦めない」「自分の内面が外側の世界に現れる」等、周囲の感情や状況は全て自分たちが引き起こしているもの、という認識をしています。

 

私たちに必要なことは、『目の前の出来事は必要だから起こっている』という認識と、

 

『それは自分の責任。どうやって解決していくか』という問題解決に進む姿勢です。

 

これが本書の根幹になっていると思いました。

 

この考え方がベースになっていて、あとは『問題解決の際に必要な心構え』だったり、枝葉の部分であると感じました。

 

問題から逃げるともう一度、その問題はやってくる。

 

仮に問題から逃げた場合、人生の中で何回も同じ壁にぶつかります。

 

おそらく、人間関係から逃げて職場を辞めた人は、次の職場でも人間関係で悩んでしまう。

 

このようなことでしょうかね。

 

お金のことで悩んでいる人は、そこから逃げると、またお金について悩む場面が出てくる。

 

これに関しては、『確かに』と言わざるをえませんでした。

 

世の中的に、『嫌なことからは逃げた方が良い』という風潮が広がっていく中で、

 

まさしくそれと対極を行くような考え方ですが、問題解決の過程こそ、あなたを成功へと導く肥料になるわけですから、そこから逃げずに「どうやったら解決できるのか」具体的なステップまで考えて実行する力が必要です。

 

実際に自分の生活を振り返り、耳が痛い人も多いと思います。私もその一人です。

 

だからこそ、

 

『目の前に起きていることは私の成長に必要だから起きていること。最高の出来事なんだ。』と解釈し、全力で解決を図る姿勢が大切だと思います。

 

目標を明確にすること。

 

私たちには、「どこへ進めばいいか」という目標が必要です。

 

目標が道標となり、それによって問題解決の方法も変わっていきます。

 

なので、最終的にどのような人生を歩んでいたいのか、何が自分にとっての成功なのか、をしっかり定義する必要がありますね。

 

本書では、主人公がこれについて考えさせられる場面があります。

 

丁寧にワークシートまで準備されているので、本書を読み進めながら一緒に考えてみても良いかもしれません。

 

本書の中では、主人公は毎朝毎晩、学んだことや目標をいつも眺めている描写が描かれています。

 

自分の目標を明確にし、更にその目標を常に眺めることで、自分自身の行動の軸をしっかり作っていくことが大切である、ということですね。

 

スピリチュアルでありながら現実を踏まえている素晴らしいお話でした。

 

こういった成功法則本だと、スピチュアルに偏った話が多い印象があります。

 

しかし、本書は、そのバランスが非常に秀逸だと感じました。

 

現実をより良くしていくために、スピリチュアルな考え方を取り入れつつ、それが現実の行動力へとつながっていく。

 

こういった流れを感じる本でした。

 

私はKindleUnlimitedで無料で読めましたが、本書の値段が1万円でも納得の内容かと感じます。

 

逆にお金払って読んだ方が良いかもしれません、無料だと読み飛ばして終了になってしまうかもしれませんしね(笑)

 

最後まで読んでいただいてありがとうございました、気になる人はぜひ本書をチェックしてみてくださいね!

 

ではでは!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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